ひとぐるみの作り方
ここでは作り方、参考にさせていただいたサイトなどについて紹介します。

今回は左のイメージを元に、ぬいぐるみを右のように制作しました。全て手縫いで、顔は刺しゅうで作っていきます。制作時間は約10時間ほどです。それではやっていきましょう。
目次
材料、道具、型紙紹介似顔絵の作り方
刺繍のやり方
組み立て
番外編(制作費用、時間)
番外編(刺しゅうが苦手な人向け)
材料
ソフトボア、刺繍糸、手縫い糸、手芸綿
材料は通販や手芸店、100円ショップで購入できます。ソフトボアと刺しゅう糸はイメージに合わせて選びましょう。
道具
縫い針、刺繍針、まち針、糸切りばさみ、布切りばさみ、ベビーパウダー、手芸ボンド、ほつれ止め液、刺しゅう用下地シート、透明のクリアファイル、マスキングテープ、 刺しゅう枠、水性で色が淡いペン、柔軟剤
縫い針は100円ショップにもありますが、手芸用品店の物の方が布に糸が通りやすく、ストレスなく作業できるのでおすすめです。刺繡枠はサイズがいくつかあります。今回は顔の刺繍のみなので、10cmのものを使用しました。また、使用しているダイソーの刺しゅう用シートは今は販売していないようなので、通販や手芸用品店で購入がおすすめです。
型紙紹介
ぬいぐるみの型紙を新しく書き直しました!
— まろまゆ (@maromayu328saix) December 27, 2020
縫い代、目のパターンを一つ追加してあります。
歪み等の修正もありましたのでぜひ新しい型紙をご利用ください!
1枚目2枚目は15cmサイズ、3枚目は11cmサイズになっています。
印刷後QRコードを読み取れば作り方動画にも飛べます。 pic.twitter.com/ONRBBtX8w6
xで配布されている型紙をお借りしました。この型紙に、お絵描きソフトなどで刺繍したい図案を描いたあと、指定されているサイズで印刷しましょう。今回は11cmのほうをお借りしています。
似顔絵の作り方

友人のMちゃんに協力してもらって、写真を何枚か送ってもらいそれを元に似顔絵を描きました。
写真をもらって、軽く落書きをしたあとにぬいぐるみのイメージを描きました。目じりのラインが上がったものと垂れたライン二つのイメージの案が出来たので、選んでもらったところつり目のラインに決まりました。最後にカラーでイメージを完成させたらいよいよぬいぐるみの制作です。
刺繍のやり方
このぬいぐるみにおいて一番大事な顔を作るために刺繍をしていきます。
刺繍はこちらの動画を参考にしています。刺繡が初めてで何を見たらいいか分からない人はこの動画を見ておくといいですよ。
そして、刺繍をする前にやることがいくつかあります。
まず透明のクリアファイルに、刺繡の図案と型紙の外枠を写します。図案はざっくりで大丈夫ですが、外枠はズレないように写してくださいね。
次に刺繡シートに、型紙の顔の図案を水性ペンで写します。
先程クリアファイルに外枠を写したので、刺繡したいところのみです。写し終わったら布の裏(触ってフワフワしていないほう)に刺繍シートを張ります。
刺繍をしていきます。先程紹介させていただいた刺繍の動画を参考に隙間を埋めるように縫っていきましょう。
私は埋めやすいように、全て写した線をなぞって縫っていますが、この工程はしなくても大丈夫です。糸は目と眉は1本取り、その他は2本取りで作っています。また、色はデザインに合わせていきましょう。
片方の刺繍が終わりました。もう片方も縫っていきます。
刺繍が完成しました。
刺しゅうが終わったら、刺しゅう用下地シートを落としていきます。水を張ってすすぎ、柔軟剤につけたあとすすぎます。このとき、刺しゅうがほどけないように優しく洗うこと、柔軟剤をきちんと落とすことに気をつけましょう。
組み立て
最後の工程、組み立てに入ります。
生地をまずカットします。型紙を切って、なぞらえて型紙を切り出していきましょう。このとき、点線のところで切らないよう注意してくださいね。また、この時点で切れ込み線の部分もカットしていきます。そして、印刷した型紙に含まれていない前髪やおさげなどのパーツはこのとき作ります。刺繍した顔に合わせて描いて切り出します。前髪は縫うと上がってしまい短く見えるので、少し長めに作っておくと理想の長さになると思います。
切り終えたらほつれ止めを前髪パーツの布の側面に塗っていきます。これをすることで、ほつれなくなり顔が前髪パーツの糸くずで汚れません。
次に縫い合わせる作業に入ります。縫い方としては、基本半返し縫いで首と耳とおさげはコの字縫いです。 型紙を配布してくださっている方の動画が分かりやすいので、視聴しながら作ってみてください。
顔のダーツを縫ったあと、顎のパーツを縫い合わせます。耳をつけた後、髪を縫っていきます。このとき、中心がズレないようにしっかりと位置を合わせていきます。特に後ろ髪のパーツはとてもズレやすいように感じたので、裁縫に自信の無い方は真ん中から縫っていくとズレにくくてオススメです。
耳にピアスをつけていきます。今回はフェルトを切り抜いて、布用ボンドで貼ってみました。刺しゅうでも可愛く出来ると思います。
完成しました。世界にたったひとつの友達のぬいぐるみの完成です。
番外編(制作費用、時間)
私がぬいぐるみを制作にかかったおおよその費用、時間です。
名前/会社名
道具類
裁縫セット(縫い針、まち針、糸切りばさみ、布切りばさみ)/値段不明
フランス刺しゅう針 No.7‾10 /クロバー ¥440
刺しゅう枠(15cm)/クロバー ¥1090
手芸用ボンド/KAWAGUCHI(河口) ¥252
刺しゅう用下地シート/DAISO ¥110
ほつれ止め液/DAISO ¥110
クリアファイル/DAISO ¥110
水性マーキングペン/Tombow ¥118
柔軟剤/P&G ¥340
マスキングテープ/mt ¥165
ベビーパウダー/資生堂 ¥385
型紙(A4サイズ印刷代)/FamilyMart ¥20
材料
家庭糸/ダルマ ¥260×3刺しゅう糸/DMC ¥154×5
ソフトボア/トーエ ¥298
ぬいクロス/清原 ¥440
手芸綿/Seria ¥110
フェルト/Seria ¥110
合計金額 ¥5538
おおよそかかる時間
似顔絵30分刺繍 4時間
生地のカット30分
組み立て 6時間
合計11時間
番外編(刺しゅうが苦手な人向け)
顔の刺しゅうがあまり得意でなく、難しい……と感じる人には、ぬいぐるみの顔のパーツのワッペンが売っています。種類が豊富で色をつけることができるので、表現の幅も広いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました、参考になれば幸いです。
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